つまずき対処表
ビルドや執筆でよく出る症状を、「症状 → 原因 → 対処」でまとめたページです。 執筆中に実際に起きたつまずきは、解決したらここへ追加してください。
まず確認すること
Section titled “まず確認すること”対処の前に、次の2点を確認すると早く解決します。
- 今いるフォルダと、実行したコマンド: エラーの多くは、フォルダの移動忘れや、設定ファイルの指定漏れです
- エラーメッセージの最初の1件: LaTeX のエラーは、最初の1件が原因で、後ろは巻き添えのことが多いです。直すのは最初のエラーから
エラーメッセージは ファイル名.tex:行番号 の形で出ます。その行と前後を見てください。
参考文献が出ない・[?] になる
Section titled “参考文献が出ない・[?] になる”- 原因: 文献処理(biber)が実行されていない、または失敗している
- 対処:
- コンパイルは latexmk 経由で行う(lualatex を単独で実行しても文献は処理されません)。統一設定ファイルを指定する:
latexmk -r ..\.latexmkrc 自分のファイル名.tex - それでも出ない場合は、同じフォルダにある
.blgファイル(biber のログ)にエラーが出ていないか確認する - 文献ファイルの場所と、本文で読み込んでいるかも確認する
- コンパイルは latexmk 経由で行う(lualatex を単独で実行しても文献は処理されません)。統一設定ファイルを指定する:
図が出ない・エラーになる
Section titled “図が出ない・エラーになる”- 原因: 画像ファイルのパスの書き方、拡張子の不一致が多い
- 対処:
- パスは
.texファイルからの相対パスで書く - ファイル名の拡張子まで含めて、実際のファイルと一致しているか確認する
- 画像のファイル名に日本語を使わない
- パスは
ビルドが遅い
Section titled “ビルドが遅い”- 原因: ウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャンが、中間ファイルを毎回検査していることが多い
- 対処: Windows セキュリティの「ウイルスと脅威の防止」→「設定の管理」→「除外」で、Sigma の作業フォルダを除外に追加する
文字化けする・差分が全行に出る
Section titled “文字化けする・差分が全行に出る”- 原因: 改行コードが CRLF になっている(Sigma のファイルは LF に統一)
- 対処: VS Code の画面右下に表示される改行コードをクリックし、「LF」に変更して保存し直す
パッケージが見つからない(File xxx.sty not found)
Section titled “パッケージが見つからない(File xxx.sty not found)”- 原因: TeX Live がフル構成で入っていない
- 対処: 環境構築のページどおり、TeX Live 2026 のフル構成が入っているか確認する。個別に追加するのではなく、まず編集担当に相談する(環境のばらつきをなくすため)
設定ファイルが効いていない気がする
Section titled “設定ファイルが効いていない気がする”- 原因: latexmk は、カレントフォルダの設定ファイルしか自動で読みません。号フォルダ直下の統一設定は、
-rで明示的に指定する必要があります - 対処: コマンドに
-r ..\.latexmkrcが付いているか確認する。設定ファイルの個人コピーを自分のフォルダに置かない
PDF が上書きできない・ビルドが途中で止まる
Section titled “PDF が上書きできない・ビルドが途中で止まる”- 原因: 開いている PDF ビューアがファイルを掴んでいて、上書きできない(Windows で起きやすい)
- 対処: PDF を閉じてから再実行する。中間ファイルが壊れている疑いがあるときは、先に掃除してから:
latexmk -r ..\.latexmkrc -c 自分のファイル名.tex
直し方が分からないとき
Section titled “直し方が分からないとき”エラーメッセージの全文と、実行したコマンド、今いるフォルダを添えて、編集担当に相談してください。 この3点がそろっていると、原因の特定が速くなります。