環境構築(Windows)
Sigma の執筆に必要な道具を、Windows PC に入れる手順です。 部員全員で「何を、どのバージョンで、どの設定で入れるか」を揃えることが目的なので、手順どおりに進めてください。 Mac の人は、最後の「Mac の場合(差分)」を見てください。
| 道具 | バージョン・方針 |
|---|---|
| Git for Windows | 公式インストーラ |
| VS Code | 本体のみ必須。コンパイルは拡張機能に頼らず、ターミナルから行います |
| TeX Live | 2026・フル構成に統一します(パッケージ不足のエラーをなくすため) |
0. 作業フォルダの置き場所
Section titled “0. 作業フォルダの置き場所”先に決めておきます。Sigma の作業フォルダは、次の条件を満たす場所に作ってください。
- 日本語や空白を含まないパス(例:
C:\work\Sigma) - OneDrive の同期フォルダの中は避ける
TeX のビルドと Git の両方で、トラブルの元になるためです。
1. Git for Windows を入れる
Section titled “1. Git for Windows を入れる”Git の公式サイト からインストーラをダウンロードして実行します。 ほとんどの画面は既定のままで構いませんが、次の2点だけ確認してください。
- 改行コードの画面: 「Checkout as-is, commit as-is」を選ぶ(Sigma のファイルは改行コード LF に統一するため)
- エディタの画面: 既定のままでよい(後で VS Code に設定し直します)
インストールが終わったら、ターミナル(PowerShell など)を開いて、自分の情報を設定します。 メールアドレスは GitHub に登録しているものを書いてください。
git config --global user.name "自分の名前"git config --global user.email "GitHubに登録しているメールアドレス"2. VS Code を入れる
Section titled “2. VS Code を入れる”VS Code のダウンロードページ からインストーラを実行します。 インストール時の選択肢で「PATH への追加」にチェックが入っていることを確認してください。
入れたら、VS Code を開いて次を確認します。
- ターミナルが開けること(メニューの「ターミナル → 新しいターミナル」、または
Ctrl + @) - Git で使うエディタを VS Code に設定する:
git config --global core.editor "code --wait"3. TeX Live 2026 を入れる
Section titled “3. TeX Live 2026 を入れる”TeX Live の公式ページ から Windows 用インストーラ(install-tl-windows.exe)を取得して実行します。
- 構成は フル構成(scheme-full) を選ぶ
- ダウンロードとインストールには時間がかかります(数 GB)。時間に余裕があるときに、安定した回線で実行してください
- インストール先のパスは既定のままで構いません
終わったら、ターミナルを開き直してから(PATH を反映するため)、次を実行してバージョンが出ることを確認します。
lualatex --versionlatexmk --versionbiber --version4. 完了確認: サンプルをコンパイルする
Section titled “4. 完了確認: サンプルをコンパイルする”作業フォルダに sample.tex というファイルを作り、次の内容を保存します。
\documentclass{ltjarticle}\begin{document}\section{動作確認}これは動作確認用の文書です。数式も出ます: $a^2 + b^2 = c^2$。\end{document}そのフォルダでターミナルを開き、コンパイルします。
latexmk -lualatex sample.texsample.pdf が生成され、開いて読めれば環境構築は完了です。
次は 執筆クイックスタート に進んでください。
Mac の場合(差分)
Section titled “Mac の場合(差分)”- TeX は MacTeX 2026(フル構成)を入れる。BasicTeX はパッケージ不足になるため使わない
- Git は、ターミナルで
git --versionを実行すると表示される案内(Xcode Command Line Tools)に従うか、Homebrew から入れる - VS Code は Mac 版を同じページから入れる
- それ以外の考え方(改行コード、作業フォルダの置き場所、完了確認)は Windows と同じ